社会人女性に役立つ資格ガイド

旅行業務取扱管理者資格 女性が活躍

旅行業務取扱管理者資格は総合旅行業務取扱管理者と国内旅行業務取扱管理者の2種類があり前者が海外旅行と国内旅行の両方を扱えるもので、後者は国内旅行のみの限定版になっています。

毎年1回、観光庁長官が行う国家試験であり、有資格者を旅行代理店には営業所ごとに1名以上必ず選任して常駐させなければならない、という決まりがあります。旅行会社は女性が多く活躍している職場であることから、女性でその管理者となっているケースはまれではありません。また大規模な営業所では複数名在籍させることを推奨しているため、多くの旅行会社では社員に合格してほしいと考えています。

過去に試験で不正行為を行ったものでなければ受験制限がないため、学生のうちから就職に有利になるよう受験することも可能です。試験科目は旅行業約款、運送機関の約款、国内観光地理(国内のみ)、海外観光地理(総合のみ)、国際航空約款(同)、出入国法令(同)、出入国実務(同)、旅行英語(同)となっています。国内観光地理は非常に難解であり、深く掘り下げた知識を求められています。よって、暗記力が求められることになり学生の受験が多いです。一方で総合の方は科目が多いことから広く浅い知識を求められるため、日常実務である程度カバーできる社会人が受験しているケースが多いです。