社会人女性に役立つ資格ガイド

IT業界に興味のある女性は基本情報処理技術者

PC仕事

21世紀に入り、IT企業が伸長するにつれて、この業界に興味を持つ社会人女性が多くなってきました。もし、これからIT業界にすすみたいと考えているのであれば、情報処理系の資格をいくつか取得しておくと役に立ちます。

情報処理系の資格の中には国が認定しているものもあります。基本情報処理技術者はその一つで、2001(平成13)年から4月と10月の年2回実施される試験に合格すれば認定を受けられます。資格名からもわかるように、認定試験では情報処理に関する基礎的な知識や技能が備わっているかどうかを試す問題が出ますが、その範囲は非常に広く、何も知識がないところから勉強を始める場合は3~6ヶ月程度の準備期間を確保しないと合格するのは難しいです。資格取得の難しさは、この試験の例年の合格率が20%台で推移していることからもうかがえます。

試験の実施団体ではこの試験を高度なIT人材となるための登竜門と位置づけており、企業側もIT技術者として勤務を続けていくにあたってはこの資格の取得を最低条件としているところが少なくありません。もし、基本情報処理技術者に合格したのであれば、さらなる知識と技能の向上を目指すために応用情報技術者試験に挑戦すると良いでしょう。

女性にも人気 応用情報技術者

上手くいかない

情報処理技術者試験は、経済産業省による認定を受けることができる国家資格です。試験は春と秋の年二回実施されていて、学生から社会人、男性女性問わず、毎回多数の受験者を集める人気資格となっています。中でも応用情報技術者は、ITエンジニアとしてレベルアップを考える場合、ぜひとも取得しておきたい資格です。

情報処理技術者試験では基本情報技術者が特に有名ですが、応用情報技術者は基本情報技術者の上位資格と呼んでいいでしょう。基本情報技術者で必要とされた基礎的なIT関連の知識と技能に加えて、その知識を応用する技能や技術が問われてきます。システム開発や基盤構築で品質の高いサービスを提供できる技術力だけでなく、経営戦略にITを組み込むための情報収集や提案書の作成を担当するなど、幅広く活躍できる人材であることをアピールできるのです。

応用情報技術者は、他の情報処理技術者試験と同様、午前試験と午後試験に分かれています。特に記述式で出題される午後試験は、実際に業務経験があることを前提として回答することが求められ、非常に難易度の高い内容となっています。合格率は、20%前後で推移しており、情報処理技術者試験の中では比較的合格率は高い部類に入ります。しかし、実際の業務知識が問われる試験内容であることから、就職・転職でも注目している企業が多いようです。

社会人女性におすすめな 電子メール活用能力検定

ライブラリ

ITの発展に伴い、仕事でも電子メールを使うことを避けることが出来ない現在。仕事でなんとなくメールは使っているけど、詳しいことは知らない方も多いでしょう。そんな社会人女性におすすめの資格が、電子メール活用能力検定です。この資格は、電子メールに関する知識や、コミュニケーション能力を認定する資格です。

知識だけではなく、電子メールを送る際のマナーなどのコミュニケーション能力も必要となります。この、電子メール活用能力検定ですが、情報ネットワーク社会の急速な発展により、平成29年3月31日をもって出題内容を「日商PC検定」の知識科目(共通分野)に組み込まれることになりました。これに伴い、電子メール活用能力検定の合格者は、平成28年1月から「日商PC検定」知識科目の免除制度が導入されました。これにより、知識科目が免除され、実技科目のみの受験になり、実技科目の結果で合否が決まります。

これにより、「日商PC検定」の受験がしやすくなります。自分自身のさらなるスキルアップのために、既に資格を持っている方は、「日商PC検定」の受験も視野に入れることもおすすめします。日本商工会議所主催のれっきとした資格ですので、おすすめです。